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ミッフィー(うさこちゃん)の生みの親、故ディック・ブルーナ氏についてまとめ

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猫カフェオーナーを3年近くやっていました。 愛玩動物飼養管理士2級も持っています。 家猫は4匹。 今までに世話した猫は100匹以上。 多くの猫と接してきた経験より、猫についてためになる情報をお伝えします。 また、猫カフェをやめてから子猫の絵本を作っています。 2017年12月に最初の電子絵本を出版し、無料キャンペーン中に絵本と読み物カテゴリーで5日間1位になりました。

ミッフィーといえば、はっきりした色使いの絵本に出てくるシンプルで可愛いうさぎのイラスト。
ぬいぐるみやグッズも多くありますね。
ミッフィーの生みの親であるディック・ブルーナさんが2017年の2月に享年89歳でお亡くなりになりました。
たくさんの絵本を残したディック・ブルーナさんについて、まとめてみました。

ディック・ブルーナ氏の生い立ち

ディック・ブルーナさんは、1927年8月23日(なんとうさぎ年!)オランダのユトレヒトに生まれ、そこで育ちました。
両親は、出版社(現在のブルーナ社)を経営していましたが、10代の頃から絵を描くのが好きだったブルーナさんは跡を継がず、父親の出版社に専属のグラフィックデザイナーとして入社しました。

1953年に結婚、同年に最初の絵本「りんごぼうや」を出版します。
1955年にミッフィー・シリーズの原型になる、うさぎを主人公にした絵本「nijntje」(ナインチェ)を出します。
現在では英語名の「ミッフィー」という名前が浸透していますが、最初はオランダ語で「ナインチェ・プラウス」だったそうです。
ナインチェは「うさちゃん」、プラウスは「ふわふわ」という意味です。

ブルーナさんは2011年に創作活動を引退されましたが、それまでに120冊以上の絵本を発表し、50か国語以上に翻訳されています。

ディック・ブルーナ氏の絵本

日本では1964年に石井桃子さんの訳で出版された『ちいさなうさこちゃん (ブルーナの絵本)』(福音館書店)が最初のミッフィーの絵本でした。

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ちなみに日本では、福音館書店が「うさこちゃん」講談社が「ミッフィー」と訳して出版されています。

2005年頃、『魔女の宅急便』作者である角野英子さんの訳で講談社より出版された絵本は、全て絶版。
2008年頃に松岡 享子さんの訳で福音館書店より出版されています。
その本の中から2冊ご紹介します。

『うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん』
旧『ミッフィーのおばあちゃん』

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ミッフィーのおばあちゃんの死を扱ったお話です。

一般の絵本では、人が亡くなるとお星さまになったとかよく言いますが、この絵本では、
“おばあちゃんが しんでしまったのです。”とストレートに書かれています。

おばあちゃんが棺のなかに寝かされているところも描いてあり、
“ひつぎの うちがわは やわらかで、とてもきもちよさそうでした。”とあります。

人が亡くなってからお葬式までの一日、お墓に入ってからうさこちゃんがお花を持ってくることなどがそのまま描かれています。

幼い子に身近な人の死をどう伝えるかは、とても難しいです。
それを、うさこちゃんの目を通して、そのとき起こることをストレートに描写することにより、わかりやすく表現しています。

ただ、火葬の話が出てこなくてそのまま埋めるので、実際には文化の違いを教える必要が出てくるかもしれません。

簡単な短い文・お話ですが、泣ける絵本です。

『うさこちゃん びじゅつかんへいく』
旧『ミッフィーのたのしいびじゅつかん』

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ミッフィーが生まれて初めて両親と美術館に行くというお話で、アーティストのブルーナさんならではの作品です。
様々な美術作品を鑑賞するうさこちゃん。
ページをめくりながら美術館の楽しみ方もわかります。
途中で画家のピエト・モンドリアンの作品と思われる絵画が出てきます。
また、いつもは正面を向いているうさこちゃんの顔が、これらの絵を見ている時には後ろ向きになっています。
そして、家に帰ってきてから最後「わたし がかに なるの」と言います。

 

1964年頃に石井桃子さんの訳で福音館書店より出版された絵本の中から2冊ご紹介します。
この2冊の絵本は長男が赤ちゃんの時に購入したのですが、なぜか名前を書く所に娘の名前が書いてあります。
娘がうさこちゃんの絵本を自分のものにしたくて、知らないうちに書いたのかもしれません。

『ゆきのひのうさこちゃん』

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ゆきが積もって大喜びのうさこちゃん。
ちゃんと寒くないように支度をして出かけます。
そり、スケート、雪だるま作りをして楽しみます。
ところが、寒くて凍えている小鳥がいます。
うさこちゃんは「なんて かわいそうなんでしょう。」と涙を流します。
それから小鳥のためにお家を作ってあげます。

相手を思いやる優しさや頑張ることを教えてくれる絵本です。

『うさこちゃんとどうぶつえん』

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うさこちゃんがおとうさんと一緒に動物園へ行きます。
「そこで ふたりは きしゃにのり」
とあるのですが、今は汽車ではなく電車です。
昔の絵本は古い物が出てくるのですが、50年以上も前からある本なので仕方ないですね。
「昔は電車ではなくて汽車が走っていたのよ」と教えてあげるのも良いでしょう。

動物園には、オウム・しまうま・カンガルー・ゾウ・サル・キリン・かめがいます。

ここでゾウにパンをやってごらんとお父さんが言うのですが、本当はダメなんじゃ。。
と思って調べてみたら、キリンやゾウに直接餌をあげられる動物園がありました!
栃木県宇都宮にある「宇都宮動物園」です。

また、かめの背中にうさこちゃんが乗っていて、そんな可愛そうなんじゃ。。
と思って調べてみたら、ゾウガメに乗れる動物園がありました!
体感型動物園iZooです!

動物園へ行く前にこの絵本を読み聞かせたら、動物園への期待も膨らんで、より楽しめるんじゃないでしょうか。

 

ディック・ブルーナ氏の絵本が赤ちゃんに良いわけ

はっきりした色使い

絵本に使用されているカラーは白・黒を除くと6色です。
単純な色合いやデザインは、赤ちゃんに適しています。

「赤」・・・温かい、愛情の色。喜び・楽しさ。幸せで豊かな雰囲気。
「黄」・・・明るさ・安心。赤や緑に温かみを与える色。
「緑」・・・自然・安定。木や草などの自然描画に必要な色。
「青」・・・静けさ・安らぎ。冷たい色。空や海も表現されます。お父さんの洋服も青。
「茶」・・・落ち着き。ミッフィーのお友達、子犬や子熊を描くための色。
「グレー」・・・バランスに必要な色。ミッフィーのお友達、うさぎやゾウを描くための色。ほとんど出てきません。

この他に、にんじん用のオレンジがあるようです。

くっきりとした黒い線

絵本の絵の輪郭はどれもくっきりとした黒い線です。
シンプルな線にシンプルなデザイン。
これも赤ちゃんに適しています。

よく見ると線が小刻みに波打っていて、これが独特で暖かみを感じる要因となっています。
ディック・ブルーナさんが言っていたそうです。
「わたしの線は、いつもすこし震えています。
まるで心臓の鼓動のように。
震える線はわたしの個性なのです。」

また、ミッフィー(うさこ)ちゃんの顔には、目とバッテンがあります(・×・)
このバッテンは、「鼻と口を両方表現したもの」だそうです。

お父さん、お母さんの鼻と口には、一本棒が多いですね。(・*・)

正面を向いている顔

常にキャラクターが正面を向いているのも、赤ちゃんに適した絵だそうです。

「嬉しいときにも悲しいときにも目をそらすことなく、読者の子どもたちと正直に対峙していたい」
というブルーナの深い愛情の表れだそうです。

体が横向きでも、顔だけ正面を向いていますね。
描くのが楽だからというのではなく、ちゃんとした意味があったのですね。

ディック・ブルーナ氏の名言

デザインはシンプルであることが一番大事。
完璧であるだけでなく、できるだけシンプルを心がける。
そうすれば見る人がいっぱい想像できるのです。
これがわたしの哲学。

出典:『ディック・ブルーナのデザイン』より

絶対に絶対に描きすぎてはいけない、複雑にしすぎてはいけない。
そして、僕の作るものはシンプルでいて、見る人にイマジネーションを働かせるものでなくてはならない。

出典:『ディック・ブルーナのデザイン』より

ぼくの仕事のやり方は毎日の積み重ねです。
いつでも、今日は昨日より少しでもいいものをつくろうと心がけて、ずっとやってきました。

出典:『ディック・ブルーナ ぼくのこと、ミッフィーのこと』 より

昨日よりもっとがんばろうと思う熱い気持ちと努力を継続していくことができれば、だれもが平等に輝くことができると、ぼくは信じています。

出典:『ディック・ブルーナ ぼくのこと、ミッフィーのこと』 より

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