2018/01/17

初めてKindleに電子絵本「子猫のソイとクリ」を出版して1位を取った経緯を公開!

 
子猫のソイとクリ




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PG・SEから猫カフェオーナーを経てネットビジネスを始め、現在は猫の絵本を制作しています。 大人も子供も癒されるような子猫の絵本を作り、多くの人々に広めたいです。 2017年12月に最初の電子絵本を出版し、無料キャンペーン中に絵本と読み物カテゴリーで5日間1位になりました。

*この記事は、2018年1月に更新しました。

2017年の12月に初めてKindleに電子絵本「子猫のソイとクリ」を出版しました。
試行錯誤の結果、最初に5日間の無料キャンペーンを行い、5日間「絵本」「読み物」カテゴリーで1位を獲得しました。
電子絵本を出版するまでの経緯やどうやって1位を取ったのか、公開します。

なぜ電子絵本を出版することに決めたのか?

Google Play ストアで初めてのレビューに感動

私は以前「こねこのソイとクリ」というスマホアプリをGoogle PlayとiTunesストアに出しました。
そこで素敵なレビューコメントをもらいました。

google-play-レビュー

相手の方と何度かメールのやり取りをし、「癒された」「曲を何回も聞いて涙した」ということも知りました。

そうして、この絵本(アプリ)は人の役に立つと確信しました。

でも、私は当時絵が描けなかったので、このアプリは写真を使って適当にデザインしたものでした。
「もっとちゃんとした絵で紙の本で出したい」そう思っていました。

 

猫カフェを辞めて「絵本制作」を始める

ねこのすみか

2017年2月末まで、私は猫カフェねこのすみかを経営していました。
猫カフェを始めたのは2014年6月、その当初よりもお店の売上などずっと良くなり安定していましたが、人件費などかかるので利益はありませんでした。

猫カフェをもっと良くするにはどうしたら良いのか?
色々考えましたが、利益を出すには大きな開拓が必要だと思いました。
けれども、それには多額の資金もかかり、元を取るには何年もかかかります。

 

ある日、某自己啓発セミナーに参加し「自分が本当にやりたいことは何か?」を考えました。
そこで、やり残していたこと「絵本制作」が心に引っかかりました。

猫カフェを経営して2年半、お店で自分のやりたいことは色々とやってきましたし、知識を得たり成長もできました。
もういいんじゃないのか?
いくつものことを同時には出来ないので、スパッと猫カフェを辞めて他の人に譲り、「絵本制作」をやることにしました。

 

電子絵本を作るのにやったこと

マーケティング、目標設定と公言

紙の絵本を自費出版しても、お金は100万以上かかり、それでも多くの人に広まるのは難しいです。

出版社から絵本を出してもらうには、コンテストで優勝するか、編集者とやりあって平均5年かかります。

絵本大賞というコンテストのストーリー部門に出したことありますが、結果は落選でした。

その出版社から電話がかかって来ましたが、自費出版しないかという話でした。

おそらく落選した人のほとんどに営業かけているのでしょう。

 

猫カフェのお店を経営してわかったことは、

ネットを使えば安くて効率よく集客できる

ということでした。

 

そこで、まずは電子絵本で出版しよう、それも一番集客しやすいKindleでと決めました。

また、元々猫の情報メディアのサイトを作っていたので、自分のファンを集めるためのサイトを作ることにしました。
色々と試行錯誤しましたが、最終的にこの「モフねこ絵本」に落ち着きました。

また、色々なネットのコミュニティなどにも入っていましたが、そこでも自分の目標を公言し、宣伝するのと同時に自分を追い込んでいました。

目標:電子絵本「子猫のソイとクリ」を出版し、Kindleのカテゴリー別で1位を取る

 

色鉛筆画講座に通う

以前、色鉛筆画の本を見て絵を描いてみたら、上手に描けたのがこの本です。


カラーセラピーで心がいやされる 幸せ色えんぴつレシピ

その後、猫の色鉛筆画の本を探してみたらこんな本もありました。


新装版 色えんぴつでうちの猫を描こう

この本を読んで、写真を元にすれば私にも猫の絵が描けるんじゃないかと思いました。

でも、なかなか描けなかったので、まずは色鉛筆画の通信講座を始めました。

それから、色鉛筆画の教室を探してみたら、なんと家のすぐ近くにありました!
カルチャー教室の色鉛筆画講座でしたが、個々でやりたい絵があればそれを描いて良いということなので、始める事にしました。
そこで絵本を作りたいことを話し、先生から色鉛筆画のアドバイスを頂戴しました。

 

絵本教室に通う

絵本に関わっている人との繋がりを持つ事にし、そこで元のスマホアプリを見てもらいました。
すると、「もっと言葉を簡潔にした方が良い」などアドバイスを頂戴しました。

子どもたちが幼い頃、よく絵本を読み聞かせしていたので、絵本についてよく知っているつもりでした。
でも、絵本制作について全然わかっていなかったのですね。

そこで、絵本教室を探し、少し遠くですが通い始めました。
絵本教室で教わったことも大変ためになり、やはり基本は大切だと実感しました。

絵本は奥が深いので、まだまだこれからも学んでいきます。

 

電子絵本で苦労したこと

電子絵本を作るのは、スマホアプリよりも簡単なハズと思っていました。
でも、スマホアプリはわからないことを聞けば教えてくれる人がいたのですが、電子絵本を制作している人は周りに皆無だったので、わからないことがあっても教えてくれる人はいません。

また、ネットで検索しても、あまり詳しい情報も出てきませんでしたし、出てきた情報は古いものが多かったです。

Kindle端末など、どんどん新しくて機能も良い物が出てくるので、その時の端末に対応していないとダメなんですね。

結局、ガイドラインが一番参考になりました。

Kindleのガイドラインを探すのも内容を理解するのも一苦労でした。
こちらのPDFをダウンロードして見ると良いです。(2018年1月更新のガイドライン)

https://kindlegen.s3.amazonaws.com/AmazonKindlePublishingGuidelines_JP.pdf

 

電子絵本制作順序

絵本のラフを制作

まずは、絵本のラフを作ります。

でも、私はすでに「子猫のソイとクリ」を作り始めていたので、ラフを作ったのは最初ではありませんでした。

後からでもラフを作ったおかげで、頭の中が整理され、絵や文字をどうしたらよいのか、考える参考になりました。

すっごく雑で汚いですが参考までに。

絵本ラフ

この全体のラフで絵と物語を大体決めてから、1枚ずつ細かい制作に入ります。

ラフはごく簡単なもので、A4サイズの紙に8ページ分の簡単な絵と文字を書いて絵本の物語を作成しました。

文字が縦書きの場合は右から左へ頁をめくる動き、文字が横書きの場合は左から右へページをめくる動きを考えます。

一般の紙の絵本の場合には、真ん中が綴じてあり見ずらいので、それを考慮します。

でも、電子絵本のみの場合は、1ページずつなので、その心配はありません。
動いて行く方向だけ考えれば良いです。

 

絵を描く

ページごとの絵を描いて行きます。

私の場合は、最初のうちは写真から描きたい絵を描いてみて、「絵本に使えるかな?」と考えていました。
本当は、ラフをきちんと作成し、それに沿って絵を描いた方がいいですね。

主に油性の色鉛筆でしたが、背景にところどころ水彩絵の具や水彩色鉛筆も使いました。

後から編集しますが、文字をどこにいれるのかも考えて絵を描きます。

 

絵をスキャン

絵を描き終えたらスキャナでスキャンしました。

600dpiくらいで取り込みました。

スキャナによって違うと思いますが、家のスキャナには「写真モード」と「書類モード」があります。

「写真モード」だと用紙いっぱいに描いていればいいのですが、そうでないと描いている部分のみ取り込まれます。
しかも、絵を水平に置いても画像が斜めの角度で取り込まれたりしました。
「写真モード」の方が「書類モード」よりも細い線もキレイに取り込まれていました。

「書類モード」だとA4または画面いっぱいの大きさできちんと取り込まれるのですが、薄い水色など取り込まれませんでした。

色を塗らなかった部分が画用紙の模様がついていたので、画像の部分のみトリミングしました。

パソコン画面で見ると色が鮮やかですが、印刷すると少し落ち着いた色になります。
ですから、電子絵本と紙の絵本では、RGBとYMCKを変えるだけでなく、場合によっては色も少し変えた方が良いのかもしれません。

 

画像を編集

スキャナで取り込んだ画像をページごとに編集しました。

どのくらいの大きさにしたらいいのかは、検索するとサイトなどに載っていますが、古い場合があるので、ガイドラインを見た方が良いです。

2018年1月更新のガイドライン
https://kindlegen.s3.amazonaws.com/AmazonKindlePublishingGuidelines_JP.pdf

これによると、表紙画像については以下のようにあります。

Kindle 本には、Web サイトの詳細ページに掲載されるマーケティング用表紙画像が必要です。
この表紙画像は、電子書籍ファイルとは別に提供するものです。
マーケティング用表紙画像の推奨形式は、Kindle HDX 端末の画像の鮮明さを確実に保つために、長辺が 2,560 ピクセル以上、短辺が 1,600 ピクセル以上、解像度が 300ppi の JPEG 画像です。
画像ファイルのサイズは 50MB 以下にしてください。
マーケティング用表紙画像のサイズが推奨される 2560 x 1600 未満の場合、アップロードの際に警告メッセージが表示されます。
短い端で 500 ピクセル以下の表紙画像はアップロードされますが、Web サイトでは表示されません。
マーケティング用表紙画像のサイズが推奨される 2,560 x 1,600 以下の場合、アップロードの際に警告メッセージが表示されます。
短辺が 500 ピクセル以下の表紙画像はアップロードされますが、Web サイトでは表示されません。
下記のような内容の表紙画像は使用できません。
 他の出版者やアーティストの著作権を侵害するもの。
 価格やその他の一時的な販売促進の提供に言及するもの。
重要: 表紙画像ファイルのカラー プロファイルには RGB を指定してください。Kindle では、CMYK はサポートされていません。

 

絵本のレイアウトには、固定型リフロー型があります。

私は、1画面に1つの絵を表示したかったので、固定型を選びました。

固定型画像サイズについては、以下のように記述があります。

固定レイアウトや画像が主体のコンテンツの本の場合、読者は Kindle パネル ビューや大きい画面の端末で読むことを好むため、これらのコンテンツは拡大して読まれることがほとんどです。
ベスト プラクティスは、可能な限り高い解像度の画像を使用することです。
少なくとも 2 倍に拡大した状態でも鮮明に表示される画像を使用することをお勧めします。
たとえば、2013 年発売の Kindle Fire HD 8.9 で表示する場合、画像の大きさは最低でも3,840 x 2,400 にする必要があります (これにより 2 倍まで拡大することができます)。
コンテンツの品質を検証するには、Kindle Previewer をお使いください。

これを見て、3,840 × 2,400 にしないといけないのかと思い、画像サイズが大きくなりました。
でも、もっと画質を落とせば良かったと思いました。
というのは、他のKindleで出版されている絵本を見ると、それほど大きなサイズのものは殆どなかったからです。

絵本のファイルサイズにより、最安値の設定価格が異なります
ですから、画像が大きくて、最安値の設定価格が高くなってしまいました。

文字は、画像と別に入れられます。

ただ、ルビを振る事ができそうになかったので、取り込んだ画像を編集し、文字とルビも入れてしまいました。

なるべく大きなフォントで見やすいようにしました。

 

電子絵本作成ソフトで編集

Kindle direct publishingで 無料で電子絵本作成ソフトを配布しています。

絵本を制作するなら、Kindle Kids’ Book Creator がおすすめです。

Kindle Kids’ Book Creatorをダウンロードしてインストールすると、デスクトップにアイコンが作成されます。

Kindle Kids' Book Creator

これを起動し、順番に画像を配置していけば絵本が作られます。

文字を入れたい場合には、「テキストを追加」を押すと文字が追加されます。

ところが、この文字にはポップアップ機能も一緒についています。
ポップアップ機能というのは、文字を選択するとそれが大きく表示されることです。

しかし、ポップアップ機能がついていると、文字にリンクを貼る事ができません
私は、リンクを貼りたかったので、ポップアップ機能を削除しました。
右クリックして「ポップアップを削除」です。

テキスト追加3

 

HTML編集の画面は、「表示」から「HTMLビュー」にチェックを入れてHTMLコードのタブを表示させます。
「プレビュー」にチェックを入れるとHTMLプレビューのタブが表示されます。

リンクを貼るのは、HTMLを編集すればよいです。
HTMLタグを使えば良いので、WordpressやDreamweaver、ホームページビルダーなど、HTMLを編集するソフトでリンクを貼ったテキストをコピーして使えば楽です。

全て編集し終わったら、出版用のファイルを保存します。

テキスト追加4

編集したファイルも保存しておきます。

 

電子絵本を登録

作成した電子絵本のファイルをKindleに登録します。

ここで悩んだのは、
・KDPセレクトに登録するかどうか
・いくらで販売するか
この2つです。

KDPセレクトに登録すると、70%もの高いロイヤリティが支払われます。
けれども、他で売る事ができず、Kindleのみでの販売となります。
ただ、紙の出版の場合は別ですし、現在多くの電子書籍の市場を占めているのはKindleなので、Kindleでの宣伝効果が一番高いです。
それに、無料キャンペーンやキャンペーン割引もできるので、KDPセレクトに登録しました。

最初は最低価格の99円で販売し、後に値上げする予定でした。
しかし、ファイルサイズが大きくなり、最低価格が339円になってしまいました。
友達の友達が339円で購入してくれるのは難しいと判断し、出版した次の日から5日間の無料キャンペーンを実施しました。

結果「絵本」「読み物」カテゴリーですぐに1位が取れたので、無料キャンペーンを5日もやらなくて良かったかなと思いました。
友達に頼んですぐに広まったので、200冊までいかないうちに1位が取れました。
でも、有料に戻ったとたんに30位くらいになりました。
その時にもよりますが、有料の場合は、500冊くらい売れないと1位になれないかと思います。
あくまで予想なので、もしかしたら最初から有料でも瞬間1位になれたのかもしれません。

登録してから出版されるまでは、最大48時間かかるというので2日後かなぁなんて思っていましたが、ほんの数時間で出版されてしまいました。

 

まとめ

電子絵本を出版して1位を取るには色々と準備が必要ですが、難しいことではありません。
自分の好きなように作れてお金もかからないのが良いです。

ただ、出版してから自分の作品のダメな部分が色々と見えてきてしまうので、後悔が大きいです。
まぁ、最初なので大目に見てもらい、恥をさらすのも必要かと思っています。
後から変更も可能です。

マーケティングも重要なので、動画も作りました。
友人に声優さんがいるので、紹介動画のナレーションに読み聞かせもやってもらいました!
こちらが紹介動画です。

こちらは、読み聞かせ動画です。
KDPセレクトに登録してあるので、全て公開することは出来ません。
中見で途中まで公開されているので、その前までです。

制作や広めるのに協力してくださった方々に感謝します。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
PG・SEから猫カフェオーナーを経てネットビジネスを始め、現在は猫の絵本を制作しています。 大人も子供も癒されるような子猫の絵本を作り、多くの人々に広めたいです。 2017年12月に最初の電子絵本を出版し、無料キャンペーン中に絵本と読み物カテゴリーで5日間1位になりました。
 

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