猫のワクチン接種は毎年必要なのか?
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ペットヒーリング専門家
猫カフェオーナーを3年近くやっていました。
家猫は今までに2匹看取り、現在3匹います。
今までに世話した猫は100匹以上。
多くの猫と接してきた経験より、猫についてためになる情報をお伝えします。
2017年12月に最初の電子絵本を出版し、無料キャンペーン中に絵本と読み物カテゴリーで5日間1位になりました。
日美展・カルチャー芸術展などに子猫の絵を出品し入賞もしています。
2021年4月にCD付き絵本「子猫のソイとクリ」を出版。
猫専門 大友式ペットヒーリング認定講師
猫のワクチン接種、毎年行ってますか?
家猫は、みんな6歳以上で家の中で飼っていますが、もうワクチン接種に行っていません。
なぜなら、ワクチン接種すると猫の具合が悪くなるからです。
それじゃあ、猫にワクチン接種しなくても良いのかというと、した方が良い場合もあります。
どのような場合に猫にワクチン接種して、どのような場合には避けたら良いのか、長年猫を飼っている経験からお伝えします。
猫のワクチンの種類
一般的に猫のワクチンといえば、室内飼いなら3種、外に出すなら5種+1打っておいた方が良いと言われます。
室内飼いだといっても、家の人は外に出るので病原菌を家の中に連れてくることもあります。
外から来た人間が家の中に病原菌やウイルスを運んでしまうことがあるのです。
また、万が一外に逃げてしまった場合なども、ワクチンを接種しておいた方が安心です。
外に出る猫であれば、なおのこと。
他の猫と接触する可能性もあるので、特に猫エイズと呼ばれている猫免疫不全ウイルス感染症にかからないためにも、ワクチン接種した方が良いです。
3種は
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症
基本の予防ワクチンです。
5種の場合は、上記に加えて
・猫クラミジア感染症
・猫白血病ウイルス感染症
となります。
他の猫と接触する可能性のある場合には、次のワクチンも売った方が良いです。
・猫免疫不全ウイルス感染症
ワクチンの費用は、3種は4千円程度、5種は7千円程度ですが、病院により異なるので確認しましょう。
猫のワクチン接種期間
猫は生まれてから2ヶ月くらいまでは母猫からもらった免疫があるのでほとんど病気にかかりません。
それを過ぎると病気にかかるようになるので、そこでまず最初のワクチン接種するのが良いです。
最初のワクチンを接種してから1ヶ月ほどたって、またワクチン接種します。
大抵この2回は、ブリーダーさんがしていますね。
最後の2回目のワクチン接種から1年くらいして、3回目のワクチンを接種します。
これは飼い主さんがすることになります。
その後は、日本では1年ごとにと言われています。
でも、外国では3年ごとだったりします。
実際には、個体差もありますが、2,3年ワクチンの抗体が持つようです。
それはちゃんと調べないとわかりませんが、調べる費用や時間を使うくらいならワクチン接種してしまったほうが早いですね。
3回ワクチン接種した後は、だいたい2年毎でも大丈夫なようです。
ただ、旅行へ行く時などにペットホテルへ預ける場合には、1年以内に予防接種していないとダメな場合が多いです。
猫のワクチン接種後の様子をみる
ワクチンは、病原菌を身体の中に入れるのですから、やはり少し調子悪くなる猫ちゃんもいます。
特に高齢になってくると、ワクチンが命取りになる場合もあるようです。
ですから、ワクチンした後の数日間様子をよく観察しておき、その後もワクチン接種するかどうか動物病院の先生と相談して決めた方が良いです。
家の猫は、ワクチン接種の後、少しおとなしくなり、熱が出ていました。
動物病院の先生に相談すると、もうワクチン打たない方が良いと言われ、それ以降は打っていません。
まとめ
ペットホテルなどに預ける場合には、毎年ワクチン接種が必要となります。
そうでなければ成猫であれば2年ごとで大丈夫です。
ただし、身体の具合の悪い猫や高齢猫の場合など、ワクチンを打たない方が良い場合もあります。
ワクチン接種については、獣医さんに相談しましょう。