猫を飼うことのメリット「キャットセラピー」とデメリット
あなたは、猫を飼いたいと思いませんか?
家に可愛くてもふもふの猫がいたら、毎日楽しいですよ。
コロナウイルスで世の中落ち込むような話題ばかり。
こんな時こそ、猫を飼えば穏やかな気持ちになれるのではないでしょうか。
「アニマルセラピー」という言葉があります。
もともと「アニマルセラピー」は、馬によるものだったようです。
動物とふれ合うことにより癒やされ、主に心の病やストレスなどが良くなります。
日本ではまだ「医療行為」として認められていませんが、外国では「アニマルセラピー」での治療が行われているようです。
猫に限らず自分の好きな動物を飼うのは、ストレスを軽減するのに役立ちます。
猫を飼うことのメリット・デメリットについて、お伝えします。
目次
猫を飼うメリット
癒やされる「キャットセラピー」
猫を見ると、その愛らしさに思わず笑顔になります。
家に帰ってくると、猫が玄関やドアのところで待っていてくれます。
その時に足を揃えて座っていて、ちょこんと首をかしげたり。
または、尻尾を立ててよってきたり。
そんな動作に胸キュンです。
猫は、あなたに相手にして欲しくてゴロゴロいってスリスリしてきたり、ゴロンと横になってみたり。
夜寝る時には、あなたの布団に入ってきたり。
もふもふで手触りの良い毛をなでると、猫は薄目になり、気持ち良さそうな顔をします。
猫を抱っこすると、柔らかくて温かく心地良いです。
ゴロゴロいって顔をこすりつけてきたり、
冷たい鼻を鼻にくっつけてきたり、
肉球を顔に押しつけてきたり。
猫が喉をゴロゴロならす音は、骨折やケガの治療にも良いそうです。
また、猫をなでると気持ちが落ち着き、血圧や心拍数が安定してくるそうです。
猫は気分屋なので、普段は呼んでも来ません。
それでも、エサをあげる時には後をついてきたり、夢中になって食べる姿もかわいいです。
また、新しいおもちゃに興味津々の目をして遊びます。
走り回ることもありますが、時々ぶつかりそうになったり、床で滑ったり、高い所へ飛び乗ろうとして失敗したり。
面白い恰好で座ったり、ブサイクな顔をすることもあります。
そんなちょっとおバカなところも笑えて、その場の空気を和ませてくれます。
子どもの情操教育になる
猫を飼うと、思いやり・かわいがるようになり、子どもの情操教育にも良いです。
猫の世話の仕方も覚えます。
猫は思ったとおりに言うことも聞かないので、どうしたら良いのか考えるようになります。
家の娘は、最初、猫を抱っこばかりして嫌がられていました。
ところが、猫の顔や耳の後ろなどをなでてやれば、喜んでずっと抱っこされていることを発見しました。
また、子どもは成長途中で様々な壁にぶつかります。
親や友だちにも言えなくて、ひとり悩むこともあるかもしれません。
そんな落ち込んでいる人に対し、多くの猫は敏感に反応します。
いつの間にか側に来て、まるで慰めてくれるかのように、ジッと居てくれたり甘えたりします。
もしかしたら、子どもが誰にも言えない悩み事を猫に向かってなら話せるかもしれませんね。
猫から教わることが多い
猫は、空気を読むのが非常に上手です。
声に出していないのに、他の猫たちと会話をしているようです。
また、自分のことを理解していて、自分の良さ・かわいさを最大限に魅せてくれます。
それに、多くの猫は、感情表現が豊かです。
見ていて本当に面白いです。
猫のようにコミュニケーションが取れれば、他人とも上手く付き合っていくコツなどもつかめるような気がします。
猫を飼うデメリット
購入・飼育にお金がかかる
猫を飼うのにためらっている人には、やはり「お金がかかるから」というのが多いですね。
ペットショップやブリーダーから猫を購入すると、1匹で10万円~40万円くらいします。
購入費用を安く抑えたいのであれば、里親募集している猫を家にお迎えすれば良いです。
ワクチン代とそれまでにかかった餌代や医療費などは支払うべきだと思いますが、それでも2,3万円くらいでしょう。
でも、猫の購入費よりもずっとかかるのが、猫の飼育費です。
- キャットフード代
- ワクチン代
- 医療費
- 猫用ケージ
- キャットタワーなど
- 猫用おもちゃ
- 猫トイレ・砂・シーツ
- 猫ベッド
- 猫のえさ入れと飲み水入れ
- 猫ブラシなどのお手入れ用品
猫がどのくらい生きるのか、また病気になるかどうかで、かなり金額が違ってきます。
キャットフードは、ちゃんとした物を与えないと特に腎臓関連の病気になりやすいです。
ですから、なるべく病気にならず長生きさせるためには、キャットフードには気を付けた方が良いです。
塩分の多いオヤツなどは、あまり(ほとんど)与えない方が良いです。
飼育に時間が取られる
猫は飼うのにあまり手がかからないペットです。
「猫は寝る子」とも言われるように、1日のうち2/3くらい寝ています。
ですから、昼間誰もいなくても、全然かまいません。
朝と夜、家にいる間に遊んだり世話してあげれば良いのです。
それでも、次のような時間は取られます。
- えさを与える
- 汚物処理をする
- 毛・爪・耳などのお手入れ
- 病気の時など動物病院へ連れて行く
- 猫に必要な物を購入する
- 猫と遊ぶ
猫が複数いれば猫同士で遊ぶので、そんなに猫と遊んでやる必要も、ありません。
でも、猫の病気などをすぐに発見できるように、毎日お手入れする時に猫の体全体を見た方が良いです。
また、猫にもツボがあり、なでてあげると、血の巡りも良くなり健康を保つのに良いです。
まぁ、家猫はかわいいので、ついつい構ってしまいます。
ペットロスで落ち込む
飼い猫が死んでしまった時、自分の家族が亡くなったのと同じように悲しいです。
しばらくの間、落ち込み、体調を崩す人もいます。
何かにつけて思い出し、泣いてしまうこともあります。
ペットロスを味わったことのある人は、「もう猫を飼うのはやめよう」と思ったりもします。
でも、時間が悲しみの傷を少しずつ埋めていってくれます。
猫と一緒に過ごした楽しい想い出は、ずっと残ります。
また他の猫を飼うと、最初のうちは思い出して悲しいのですが、段々癒やされて早く元気を取り戻すことができます。
それとも、猫を複数飼っていれば、1匹亡くなっても他の猫が癒やしてくれるので、立ち直りも早いです。
生き物には必ずいつか死が訪れます。
それを身近で経験するのは、デメリットとは言えないように思います。
まとめ
猫を飼うのは、個人的には超おすすめです。
ただ、安易に猫を購入し、捨ててしまう人、途中で面倒を見なくなってしまう人が中にはいます。
それでは猫がかわいそうなので、最後までちゃんと面倒を見られるという意志のある人でなければ、猫を飼わない方が良いです。