多発性嚢胞腎 愛猫「クリちゃん」腎不全になるーその3
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ペットヒーリング専門家
猫カフェオーナーを3年近くやっていました。
家猫は今までに2匹看取り、現在3匹います。
今までに世話した猫は100匹以上。
多くの猫と接してきた経験より、猫についてためになる情報をお伝えします。
2017年12月に最初の電子絵本を出版し、無料キャンペーン中に絵本と読み物カテゴリーで5日間1位になりました。
日美展・カルチャー芸術展などに子猫の絵を出品し入賞もしています。
2021年4月にCD付き絵本「子猫のソイとクリ」を出版。
猫専門 大友式ペットヒーリング認定講師
前回は、クリがトイレばかり行くので、尿毒症になったら大変と夜間動物病院へ行った話でした。
夜間救急動物医療センターにて 愛猫「クリちゃん」腎不全になるーその2
夜間動物診療所へ行った次の日、近所の動物病院へ行きました
以前通っていたその動物病院は、医院長先生など替わっていました。
休みの日がなく、日曜祝日木曜日は午前中だけの診療です。
先生が交代でやっているからでしょうけど、3連休の初日に具合悪くなったのでとても助かります。
動物病院での診断結果
病院へ行く前のクリちゃん
「また、どっか行くの? 嫌にゃ」
動物病院で先生にクリの状況を話しました。
そして、
をしました。
まず、オシッコが出にくいのと、体調が悪いのは、原因が別だと言われました。
オシッコが出にくいのは、膀胱または尿道に細菌感染し、炎症が起きているの可能性が高いとのことでした。
というのは、尿検査の結果、細菌が見られたからです。
血液検査で白血球が多いのも細菌感染している証拠です。
それについては、2週間効く抗生物質を注射してもらいました。
血液の詳細検査、生化学検査の結果は、腎不全でした。
クリの腎臓のエコーでわかった病気
クリの左の腎臓です。
クリの右の腎臓です。
腎不全というのは、腎臓の機能がよく働かなくなる状態のことです。
クリの場合、腎臓に水疱のような物がいくつもできており、その部分は腎臓が機能しなくなっています。
「多発性嚢胞腎」です。
「多発性嚢胞腎」は、遺伝的なものが関係しているそうです。
ブリーダーの話では、クリが生まれた10年前には、まだその遺伝子検査ができなかったそうです。
今では、ちゃんと遺伝子検査し、病気の要因を持っている猫は、繁殖に使っていません。
クリの血液検査結果
血液検査の結果です↓
腎臓の数値がとても悪いです。
CRE(クレアチニン)が4.01。
ステージが4つまであり、その中の3でした。
クレアチニンが5以上になると重度の腎不全です。
今の状態では、腎臓の25%しか機能していないそうです。
いつ、状態が悪くなってもおかしくないそうです。
クリは、全然平気そうな様子をしていますが、この数値だと一般的には苦しそうな感じだそうです。
ただ、徐々に徐々に病気が進行するので、慣れてしまって大丈夫なようです。
確かに、昔からトイレの回数は多かったですが、最近やたら水をよく飲みます。
動きもあまり活発では、ありませんが、それも以前からそうです。
よく吐きますが、最近は毛玉以外の水っぽいのも吐いています。
機嫌が悪く、他の猫に唸ったりすることも多いですが、以前からそうです。
これら全部、腎臓が悪いせいだったのかもしれません。
腎臓は、1度悪くなると良くは、なりません。
これ以上悪くならないように気をつけるだけです。
腎臓の機能を良くする薬は、今のところないのです。
対処方法としては、点滴で水分補給し、巡りをよくするくらいしかありません。
点滴だけして帰ることにしました。
クリのレントゲンに異常が!
クリのレントゲンも撮りましたが、ちょっと不思議なものがありました。
赤丸の部分が普通は何もないところだそうです。
赤丸の向かって左側が心臓、右側が肝臓です。
どうやら肝臓の一部が膜から飛び出て上に上がってしまったようです。
今のところ、これといって支障もないのですが。。
最後に
次の検診は、10日後ということになりました。
いくら具合が悪くなるといっても、そんな急にはならないだろうから、また様子を見て、点滴をするということでした。
もっと具合が悪くなると、毎日点滴するようになります。
その時のために、家で点滴できるように練習しておいた方が良いようです。
現代東洋医学では、腎臓が悪くなったら、人も猫も他の動物も、どうにもしようがありません。
でも、何か良くなる方法があるんじゃないかと、思っています。
そして、色々と試してみることにしました。
獣医さんも、できることは色々試してみると良いと言われました。
次は、色々試してみた方法と2回目の検査結果についてです。