かわいいモフ猫でいやされる~

電子絵本「子猫のソイとクリ」Kindleで好評発売中!

愛猫「クリちゃん」腎不全になるーその1

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クリちゃん腎不全1
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ペットヒーリング専門家 猫カフェオーナーを3年近くやっていました。 家猫は今までに2匹看取り、現在3匹います。 今までに世話した猫は100匹以上。 多くの猫と接してきた経験より、猫についてためになる情報をお伝えします。 2017年12月に最初の電子絵本を出版し、無料キャンペーン中に絵本と読み物カテゴリーで5日間1位になりました。 日美展・カルチャー芸術展などに子猫の絵を出品し入賞もしています。 2021年4月にCD付き絵本「子猫のソイとクリ」を出版。 猫専門 大友式ペットヒーリング認定講師

初めて飼った愛猫クリが腎不全になりました。
血液検査の結果は、BUN(尿素窒素)78.1、CRE(クレアチニン)4.01と値が異常に高いものでした。
これは、猫の腎不全のステージ4のうちステージ3後半でした。
尿毒症の症状が出てもおかしくない状態です。

もともと病気になりやすい猫種のスコティッシュフォールド。
クリの腎臓の機能が弱いことは、わかっていました。

クリの行動や状態から考えれば、もっと早く気づいていたハズなのに。
慢性腎不全は徐々に進行していくので、こんなに状態が悪くなるまで気づきませんでした。

安易に「大丈夫だろう」と都合良く考えていた自分を責めています。
できる限り、最善の看護をしようと心に決めました。

また、役に立つ情報を提供できるので、クリの今までの経緯、病状や介護の仕方などを公開していくことに決めました。
第1回目は、クリが腎不全を発症する前のことです。
私は猫が病気にならないように予防していました。

猫が元気で長生きできるように、気をつけるべき点がわかるようにお伝えしていきます。

 

目次

初めて飼った猫は、アメリカンカールの「ソイ」とスコティッシュフォールドの「クリ」

子猫のソイとクリ

初めてブリーダーさんから購入した子猫は、アメリカンカールの「ソイ」とスコティッシュフォールド長毛の「クリ」。
2匹は、とても仲良しで姉妹のようでした。

ソイは、避妊手術の麻酔が体に合わなかったようで、日帰り手術後、家に帰ってきてからも吐いたり具合が悪くなりました。

その後、ソイは回復しましたが、少したってからFIP(猫伝染性腹膜炎)という不治の病になりました。

ソイが良くなるようにと色々試したものの、発症してから数ヶ月で虹の橋へ渡りました。

その話を擬人化し、「子猫のソイとクリ」という絵本にしてKindleに出版しています。
親しい人やペットが亡くなったのを「自分のせいだ」「もっとこうしてあげれば良かった」と自責の念にかられている人に向けて、絵本と付属の音楽に癒しのメッセージを込めました。

子猫のソイとクリは、Kindleアプリを無料ダウンロードして、パソコン・タブレット・スマホでご覧頂けます。

 

一緒にいた猫「ソイ」がFIPになり、FIP予防していた「クリ」

今では、FIPが移ることはないと解っていますが、ソイがFIPで亡くなったので、クリにも移ったらどうしようと心配でした。

FIPは、猫の腸内にのみ生息するはずのコロナウイルスが何かのきっかけで全身に周り、本来なら何も影響しないコロナウイルスが悪さするようになり発症する病気です。

つまり、コロナウイルスを撲滅すれば、FIPにならないのです。

けれども、大抵の猫はコロナウイルスを持っており、その母猫が出産して子猫の世話をすれば子猫もコロナウイルスを保持するようになります。

ただ、大きくなるにつれ、段々とコロナウイルスが減っていき無くなることもあるようです。

 

FIPは主に子猫がなりやすい病気ですが、歳を取ってから発症するケースもあります。
免疫力が維持できていれば発症しないのですが、免疫力が低下すると発症する可能性が高まります。

これが「猫にストレスを与えるとFIPになる」という云われです。

しかし、よほどの虐待でもしない限り、FIPになったからといって飼い主のせいでは、ありません。

生き物には必ず寿命がありますし、生きている限り病気にもなります。
けれども、ペットが病気になると自分のせいだと責めてしまう飼い主が多いです。

 

クリがFIPを発症しないように免疫力を上げようと、インターキャットの投与を数回しました。

免疫力を上げるには腸の調子を良くするのも良いです。
そのために、エサに整腸剤を混ぜて与えています。
ちなみに、ヨーグルトや整腸剤の中に含まれている菌の種類や割合によりますが、悪いウイルスの働きを弱めるものがあるそうです。

整腸剤により、便がゆるくなってしまうものもありますし、吐いてしまうものもあります。
最初、ビオフェルミン細粒を与えるとクリの便はゆるくなりました。
でも、他の猫は大丈夫です。
数日ビオフェルミンを与えていると、クリの便の調子も良くなってきました。

他の種類の整腸剤もありますが、エサに振りかけられるのと価格的に続けやすいので、今もビオフェルミン細粒を与えています。

知り合いのブリーダーも子猫の便がコロコロになるので、ビオフェルミンを与えているそうです。

 

猫の血液検査と採血

FIP予防の1つとして、クリの血液検査もしました。

獣医さんは、猫の採血するのなんて大したことないように言います。

でも、私は自分が採血されるときには痛いですし、下手な看護師に採血されてあざができ、数日間、腕が上がりにくくなったことがあります。

ソイもFIP検査のために多くの採血をしました。
時には、とても嫌がるのを押さえつけて何回も採血したことがあります。

力の入った状態で採血するとなかなか血液が出てこないので時間がかかり、上手に採血できずに血管が損傷してしまいます。
そのせいでソイは採血した後、足をびっこ引いていたこともあります。

 

クリは医者へ行っても大人しい猫ですが、採血しようとすると足をピクンと動かして抵抗します。
やはり採血するの嫌なんだと思い、その後は、病気にならない限り血液検査をするのは辞めてしまいました。

でも、スコティッシュフォールドという病気になりやすい猫種であり、よくオシッコ行くのは腎臓が弱い証拠、1年に1回は検査するべきでした。

 

よく水を飲んでオシッコばかりする「クリちゃん」の嫌がらせ

ロジャー

一般的な猫の1日のオシッコの回数は、2回くらいです。
それがクリのオシッコをする回数を数えたら、1日に8回もしていました。

それに、クリは、よく水を飲みます。
水が好きなのでしょうか。
花瓶に水が入っているのを飲もうとするので、お花を取り出して花瓶に水だけ入れといたこともあります。

一般的な猫の尿の色はレモン色
濃すぎるのもよくありませんが、クリのオシッコは、他の猫と比べて薄いです。

 

オシッコとうんちは、健康のバロメーターなので、いつも気にして見ています。

うんちの色・堅さ・変な物や血が混じっていないかどうか

うんちの色はエサによっても変わってきます。
タンパク質が多い黒っぽいエサなら、うんちも黒っぽくなります。

うんちの堅さは、ウエットフードの量で調節します。
うんちが硬い時には、ウエットフードを多めにします。
うんちが緩い時には、整腸剤を多めに飲ませます。

うんちに血が混じることは、個体差があります。
ロジャーは、大抵うんちに血が混じっています。
力んだ時に切れちゃうの(切れ痔)でしょうか?
それとも、ジアルジアという原虫がいる場合もあります。

うんちに血が混じることをある獣医に話をすると、
「家の猫もよくうんちに血が混じっている」
というので、硬いうんちに鮮血が少し混じっているのは、あまり気にしなくなってしまいました。

 

猫がトイレ以外の場所でオシッコしてしまうことも多々あります。
個体差があり、粗相しない猫もいます。

粗相するのは構って欲しいから、猫特有の「嫌がらせ」だと思っていました。

一般的に猫の「嫌がらせ」は、よくあります。
レオンは、エサの時間が遅くなるとエサの支度している間にカーペットの上にうんちします。
ロジャーは、見ていない時にカーペットにおしっこします。
クリは、紙類などが散乱していると、その上におしっこします。

多くの猫を見て来て、大多数の猫は粗相しないでトイレでちゃんとしますが。
家の猫は4匹中2,3匹が時折粗相します。
粗相しないようにトイレはキレイにしておき、猫の数+2、3個トイレを用意しているにもかかわらずです。

大抵の猫は、性格の良い時もありますが、性格の悪い時もあり、2面性を持っています。

でも、体調が悪くて粗相する場合もあります
クリも体調悪くてオシッコが出きらない時には、あっちこっちトイレ以外で少しだけしていました。

 

猫のキャットフードについて

クリは、2019年5月で10歳、人間で言えば中高年。
7歳からのキャットフードがあるように、病気にも気をつけ始めなければならない年齢をとっくに過ぎていたのでした。

キャットフードも他の猫に合わせて、1歳からのや年齢関係ないのを与えていました。

安い価格のキャットフードは腎臓や体に悪い成分の事が多いので、成分の良い高い価格のキャットフードを与えていました。

キャットフードの原材料を見て、良いかどうか判断します。

キャットフードの主成分、最初に来るのは「」が良いです。
それも「ミール」とあるのは肉のくずなので、それ以外の方が良いです。

猫は泌尿器系のトラブルが多いので、それを考慮したもの。
塩分やリンなど猫にとって多すぎると良くない成分を抑えたもの。

小麦はアレルギーを起こすことがあるので、なるべく小麦の入っていない物。

タウリン・ビタミン類が必要なので入っているもの。

 

猫はタンパク質の高いエサを好むので、少しタンパク質高めのキャットフードを与えていました。
ジャガーなど好んで食べていましたが、タンパク質が40%もあり、これはタンパク質の割合いが多すぎでした。
美味しいエサばかり与えていると、療養食を食べなくなってしまうこともあるので、気をつけた方が良いです。

タンパク質を分解するには、腎臓に負担がかかります
ですから、高齢になってきたら、タンパク質は低めのキャットフードに切り替えていった方が良いのです。

腎臓ケアのキャットフードをみると、タンパク質は約30%くらいの割合です。
しかも、消化吸収の良いタンパク質を使っています。

 

家で猫にエサをやるときには、ドライフードと一緒にウエットフードも少しだけ与えていましたが、みんな先にウエットフードだけ食べてしまいます。

ウエットフードの中には腎臓機能を考慮した製品もありますが、水分抜かせば肉か魚のものは高タンパク質ということになります。
つまり、ウエットフードはドライフードよりも腎臓に負担がかかるのではないでしょうか。
ウエットフードを与えるならば、「総合栄養食」と表示されているものを与えるようにしています。

おやつの鰹節やささみなどは、リンなどが多いので、ほとんど与えたことありません。
猫におやつ(チュール)ばかり与えていたり、成分がよくない安価なキャットフードばかり与えていると腎臓病になる話は、よく聞きます。

時々、生の物を与えると酵素が取れて良いというので、マグロの赤身など与えることもありました。
でも、クリは自分の体に合わないと解っていたのか、歳取ってからマグロは食べなくなりました。

生で与える肉は「馬肉」が良いと言われますが、家で食べることもほとんどないので与えたことありません。

 

まとめー高齢猫は定期的に血液検査をするべき

一般的に、猫は臓器の中でも腎臓が1番早く悪くなりがちで、腎臓が悪くなり亡くなるケースが多いです。
それが、猫の寿命を決めているのは腎臓だと言われる所以です。

  • よく水を飲む
  • 粗相する
  • 排尿回数が多い
  • 尿の色が薄い

これらは、猫の腎不全の初期症状ですが、すでに60%の腎機能が失われていることがあります。

  • 吐く
  • 食欲が少なくなる
  • 体重が減る
  • 毛づやがなくなる
  • よく寝ていて、だるそうにしている
  • 口臭がする

これらは、更に進んできた症状ですが、一般的に高齢猫ならよくあることです。
見落としがちな症状ですが、すでに75%の腎機能が失われていることがあります。

腎臓は、機能を失うと、もう元には戻れないと言われています。
残りの正常な細胞だけで頑張っていくしかないそうです。

ただ、最近AIMという新薬が開発されているという話もあるので、来年か再来年には良い薬が出てくるかもしれません。

それでも日頃の予防が大事です。
何よりも腎臓に負担をかけないように猫のエサに気をつけ、多くの水分を取らせるよう気をつけましょう。

健康であっても、7歳過ぎたら1年に1回くらいは血液検査をした方が良いです。

わかっていたハズなんですけどね。
病院へ行くと猫にストレスかかりますし、お金もかかります。
近くの動物病院の先生は何人もいるので、下手な先生に採血されて痛い思いするのもかわいそうです。
まぁ、他の先生はササッと採血すませるので、たまたま下手な先生に当たっただけだと思いますが。
クリの具合が悪いわけでもなく、私が忙しいのも口実に、ずっと病院へ連れて行きませんでした。

今回、膀胱炎を併発して初めて病院へ行き、腎不全の症状がかなり進んでいるのが解ったのでした。

病院へ行く前のお話だけで長くなってしまったので、続きはまた別に↓

夜間救急動物医療センターにて 愛猫「クリちゃん」腎不全になるーその2

この記事を書いている人 - WRITER -
ペットヒーリング専門家 猫カフェオーナーを3年近くやっていました。 家猫は今までに2匹看取り、現在3匹います。 今までに世話した猫は100匹以上。 多くの猫と接してきた経験より、猫についてためになる情報をお伝えします。 2017年12月に最初の電子絵本を出版し、無料キャンペーン中に絵本と読み物カテゴリーで5日間1位になりました。 日美展・カルチャー芸術展などに子猫の絵を出品し入賞もしています。 2021年4月にCD付き絵本「子猫のソイとクリ」を出版。 猫専門 大友式ペットヒーリング認定講師




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